1989年初版。カバー僅かに背ヤケ、カバー背表紙上部に小ヨレ、小口三方に小ヤケ、小ホコリジミ、研磨あり。割れや開きグセはなく、本文もキレイ。しっかりめの並本です。
木村氏の最初の単行本。一応はデザイン学校の学生らしいのですが、こたつに入ったままほとんど動くことのない主人公ゆーじ君。テンションが低くて自堕落で投げやりなんだけど決してネガティブな感情にはならないらしく、女の子や友達がひっきりなしに訪ねてきてかまってくれるようで、悲愴感はまるで無し。唐突なようで必然とも言えるエンディングも、「まあそうなるよね〜」といったルーズな雰囲気。後年「バブル」と称されるアッパーでファンキーな同時代への、ヘロヘロなカウンターブロウ。
価格/ Price/ Prix |
1,800円 |
購入数 / Count / Nombre |
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