1979年第6刷、コーティングカバー。カバー背上下に僅かにイタミ、小口三方に若干のヤケ、研磨あり。カバー本体ともにビッとした、まずまずの並本です。表題連作3編と、デビュー作「ダブリンさんの傑作」を収録。
ご質問をいただいたS様。なぜかメール返信ができない状況のため、この場を使ってお答えします。
まず「ノド割れ」の件を。
通常、本体の見返しは、ノド部に僅かにはみ出た接着によって表紙に弾力があり、開いてもパシンと戻る状態になっているものですが、その接着されていた部分が外れているために表紙の弾性が失われている状態です。その状態を「見返しノド割れ」と表現しています。
初版本の方はカバーにPP(ポリプロピレン)コーティングが施されていないため、イタミやヨゴレもあります(重版本と同じ価格にとどめているのには、そういうコンディション的な理由があります)。
重版本のカバーはコーティング処理されていることもありますが、30年以上経っている本としてはコンディション自体もまずまずで、カバーの光沢が生きていてキレイめです。小口研磨が入っているのが少し残念ではありますが、より気持ちよく内容を楽しめるのではないかという点で、私個人としてはコッチをオススメします。
ともに中割れはなく本文もキレイです。ご検討ください。
歌詞の引用については、恐縮ですが、分かりませんでした。
第1話にさだ氏の「もうひとつの雨やどり」の歌詞の一部がそのまま引用されている箇所はありましたが、セリフやモノローグなどにハッキリこれ、と分かるような感じでは使われていないように思われます。さだ氏の当時の歌の数々や70年代のニューミュージックシーンに精通しているわけでもありませんので、断言はできませんが…。なにとぞご容赦ください。
価格/ Price/ Prix |
1,000円 |
在庫数 / Count / Nombre |
SOLD OUT |